
ぽんぽこ 無常の茶碗 〜 My Taste 0717 其の二 〜
[Intro] さらさら ちゃぶ台 ぴかぴか ごろごろ 猫の背 むにゃむにゃ [Verse 1] 江戸の末、比叡の山で座禅した僧侶 今は令和の3LDK、残業と育児の狭間 朝の光 きらきら 神棚の米粒落ちて 「南無阿弥陀仏」って呟きながら、 食洗機 ごーごー カレー皿が踊る 業物の茶碗、割れてもまた接着剤 「もったいない」って嫁が言う、神様も笑う ぽんぽこ ぽんぽこ 狸の腹鼓 輪廻の音が台所に響くよ [Pre-Chorus] どすん! 現実が落ちてくる はらはら 桜の如く給料明細 [Chorus] 無常だよ ぱらぱら 人生米粒みたい 神も仏も ちゃぶ台の上 今日も生きてる どきどき 胸の鐘が鳴る ぴょんぴょん 跳ねる心、明日には枯れる ああ 面白い この不条理 おにぎり握りながら悟りを開く [Verse 2] 戦国を駆けた武士の生まれ変わりらしい 今はゴミ出し当番、雨の日はカッパみたい 近所の神社で手を合わせ「交通安全」 家に帰れば子供が「パパ死んだらどうなるの?」 「極楽浄土だよ」って言いながら 冷蔵庫 ぶーん 残り物の悟り ぴちゃぴちゃ 洗面所で顔洗うたび 前世の記憶が泡になって消える ごしごし 業を落とせば また新しい苦が湧いてくる [Bridge] 山川草木 悉皆成仏 でも洗濯物 山積み どうすんだ 八百万の神よ、 この皿とこの俺を、 どうか救いたまえ ……って、 猫が「にゃー」って踏んづけた [Chorus (Variation)] 無常だよ ばらばら 人生茶碗みたい 欠けてもいいさ また接着すれば 今日も生きてる わくわく 胸の太鼓が鳴る どんどん 叩けよ この凡夫の鼓 ああ 愛おしい この不条理 味噌汁吹きながら、涅槃を思う [Outro] さらさら ちゃぶ台 ぴかぴか ごろごろ 猫の背 むにゃむにゃ ぽんぽこ ぽんぽこ……

