[Intro] 風がそよぐ 畦道を 蝶がひとつ 横ぎっていく [Interlude] [Verse 1] 稲の波が 陽をはね返し 雲の影が 山をなでる 遠くでひとつ 草刈り機の音 道ばたの花が 揺れていた [Pre-Chorus 1] 時計の音は 聞こえない ただ風が 葉をすべらせる 音もなく 時間が流れ 陽炎が 遠くで踊ってる [Chorus 1] 風鈴が 鳴るたび 空が広く なっていく 光の粒が 風にまじって 草の上 そっと降りてく 何もないけど ここにある 静けさの中 夏が満ちてる 鳥も 風も ひかりも 全部 いま このときに 溶けていく [Verse 2] 網戸の向こう 白いカーテン 陽が差して またかすれてゆく 土の匂いと ひぐらしの声 遠くで犬が ひと鳴きした [Pre-Chorus 2] 坂をおりれば 川が見える 光をすくう 水のさざ波 風がふれて 音が生まれ それきりまた すぐ静かになる [Chorus 2] 風鈴が 鳴るたび 空が広く なっていく 葉の裏側 通りすぎた 朝の風が まだ残ってる 何もないけど ここにある 静けさの中 夏が満ちてる 虫の羽音 川のひかり いま ただ 世界が呼吸してる [Bridge] [Final Chorus] 風鈴が 鳴るたび 空が広く なっていく まばたきするたび 景色が変わる けれど 変わらない ぬくもりがある この静けさが 満ちていく 夏のまんなか 風が通った とても静かで 何も起きない それが こんなにも美しかった [Outro Chorus] 風鈴が 鳴っていた もう少しだけ そのままで 蝉の声が 遠くなって ただ風が そこにいた かすかに揺れる 草の音 うすれた日差し 川の匂い 静かにすべてが 終わっていく まるで 夢みたいに 確かだった [END]