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右のポケットで

V5.5

[Verse 1] カーテンを開ければ 向かいの窓まで光る テーブルの鍵を 右手で取って 玄関まで ポケットを探す 靴を履いたら かかとを二度鳴らす ドアを開けば 昨日の雨がまだ残ってる 階段の手すりだけ 朝の光で乾いてる [Verse 2] 鍵を回して 一度だけ引いてみる 右のポケットに そのまま落として 階段を下りる 三段目だけ少し鳴る 外へ出れば 風がシャツを押してくる 角の自販機を トラックが隠して 通り過ぎれば また同じ場所にある [Pre-Chorus] ポケットの中で 鍵が揺れて 歩くたびに 小さく鳴る 右足 左足 白い線を 順番に越えて 信号はまだ 見ないまま [Chorus] 右のポケットで 今日も鍵が鳴る 歩く速さに合わせ 小さく跳ねている 交差点を ひとつ越えて コンビニは今日も 同じ角にある 何時に着くか 確かめもせず 駅の方へ また歩いていく [Verse 3] パン屋の前には 青いケースが三つ シャッターの隙間から 灯りが漏れている 自転車が一台 後ろから近づいて 少し端へ寄れば ベルも鳴らさず抜けていく ポケットの鍵が そのときだけ止まって 歩き出したら また小さく鳴り始める [Bridge] 横断歩道で 足だけ止まる 鍵は少し遅れて ポケットの中で止まる 向こう側では 誰かが走っている バスが曲がって 姿を隠す 青になれば みんな歩き出して 白い線が 靴の下へ流れていく 誰とも話さず 朝だけが動いていく [Last Chorus] 右のポケットで 今日も鍵が鳴る さっきより少し 歩幅が速くなっている 駅の時計が 屋根の向こうに見えて 改札の音が 少しずつ近くなる ポケットの鍵を 一度だけ押さえて 階段を上れば 音は人の中へ消える 右足 左足 同じ速さじゃ なくてもいい ホームから来る 風を受けながら いつもの場所へ 今日も歩いていく [Outro] 電車が 一本出ていく ホームの屋根が 少しだけ揺れている 右のポケットに 鍵はそのまま 改札の向こうを 人が流れていく アナウンスが 途中まで聞こえて 電車の音に 重なって消える 右足から 黄色い線へ近づいて そのあと左足も 同じホームに止まる © Kamo Please do not re-upload, redistribute, or release this song or its lyrics on other platforms without permission. 無断転載・再配布・無断での音楽配信はご遠慮ください