
[Verse 1] 白い手袋が 戸口を叩いた 私は見ていた 名前のない午後 まっすぐ歩くほど 道は曲がって 草の匂いまで 嘘に変わった 小さな足音 ひとつ、またひとつ 誰かの笑いが 穴から落ちる [Pre-Chorus] ねえ、戻れない その声は甘い もう一歩だけで 鍵は閉じる 覗きこんだ先 私の顔が 先に笑ってた 知らない歯で [Chorus] アリス、アリス 帰れない アリス、アリス 目が合った 夢のふりした 檻の中 私を呼ぶのは 私の声 アリス、アリス 逃げられない アリス、アリス もう遅い [Verse 2] 紅茶の皿には 黒い指跡 誰もいないのに 席だけ増える トランプの兵が 壁をはい回り 心臓の場所を 指で数えた 時計は逆さに 針を噛み切り 子どもの寝息が 床にしみこむ 私は記す 見たこと全部 けれど文字たちは 血でにじんだ [Pre-Chorus] ねえ、名前を呼べ と言われたけど その名を口にすると もう戻れない 鏡の向こうで 誰かが立ち 同じ唇で 同じ嘘を言う [Chorus] アリス、アリス 帰れない アリス、アリス 目が合った 夢のふりした 檻の中 私を呼ぶのは 私の声 アリス、アリス 逃げられない アリス、アリス もう遅い [Bridge] 最後に見えたのは 白い首筋 振り向いた瞬間 森は閉じた 土の下から 笑いが滲み 私の足首を やさしく掴む ああ、これが終わり ならば終わりで 私は記すよ 消えるまで [Final Chorus] アリス、アリス 帰れない アリス、アリス 目が合った 夢のふりした 檻の中 私を呼ぶのは 私の声 アリス、アリス 眠れない アリス、アリス 朝は来ない 扉は開いた 私だけが あの国に残る 影になって

