
[Intro] [Verse 1] 秋の月 御簾にこぼれて 重ね衣の袖を 白く染める あなたの文を 幾たび開いて 墨の香だけを 胸に抱く [Chorus] 今宵も逢えぬ あなたを想えば 雁の渡る空さえ 遠くなる 月よ どうか伝えてください この袖の露は 待つ人のしるし [Verse 2] 庭の萩 風にほどけて 誰もいない廊を そっと鳴らす 几帳の影に 灯を細くして 来ぬ夜の数を 指でなぞる [Chorus] 今宵も逢えぬ あなたを想えば 夜の御殿さえ 広すぎる 月よ どうか照らしてください あなたの道に 迷わぬように [Bridge] もしも同じ月を 見ているなら 遠い雲の端で 心を重ねて 声にならぬ願いを 風に預け 明日の暁まで 消さずにいて [Final Chorus] 今宵も逢えぬ あなたを想えば 白露ひとつにも 面影が宿る 月よ いつか結んでください 離れた袖と袖を 再び [Outro] 秋の月 御簾に残り あなたを待つ唄だけが 静かな空へ 長く消えゆく

