歩いてた夜に星が零れ 君の顔も見えぬほど 暗い夜だった 木々の輪郭も眠り 影だけが静かに伸びていた ただ君の白い髪リボンが蝶みたいに 僕の夏へ飛び込んだ その羽音みたいな揺れが 真夏の夜風にそっと灯り 迷子の蛍みたいに胸を照らした 天の川が見える夜に 歩いてた 銀河の川辺をなぞるみたいに 君と並んで 言葉より先に光だけが流れてた 君の顔も表情も見えぬほど 暗い夜 それでも君の白い髪リボンが蝶のように 僕の夏に飛び込んだ 夜空に散る星屑みたいに きらめくたび胸がほどけて 流れ星の尾みたいに 一瞬で永遠を連れてきた 天の川が見える夜に 歩いてた 青白い月のしずくを踏みながら 歩いてた 君の沈黙さえ綺麗で 宇宙の奥で鳴る風鈴みたいだった 君の顔も表情も見えぬほど 暗い夜 君の白い髪リボンが蝶のように 僕の夏に飛び込んだ 暗闇でひらく花火みたいに その白がひときわ咲いて 僕の心に銀河をつくった たとえ何も見えなくても 君だけは確かにそこにいた 天の川が見える夜に 歩いてた 星の河を渡るみたいに 歩いてた