
言い訳を生き場にして、 二人で生きてきたよね。 化粧を引いたお出かけも、 君のおかげ。 黄色い線の外側を歩く。 白い線も外側を歩く。 君に対しては内側を歩く。 一蓮托生って花。 みんな幸せそうに生きるせいで。 不幸せを見せないせいで! 二人、唯一砂利を噛んでいる。 悲しい方に妄想。 優しくされる悲しさ。 優しくできない悲しさ。 二等分できますか。 それも君次第。 ネクタイが首を絞めている。 マスクで息を塞いでいる。 日々が続くほど、 誰かが死んでいく。 君に笑窪ってあったっけ。 私、繕っていたんだっけ。 綺麗な作品ができる度、 君は悲しそうな顔をするんだ。 痛みが渋滞して、 君を見逃してしまった。 寸前まであった温度を、 あっけなく冷ます風一つ。 私の幸せが君の不幸になっていて、 それに気づかなくて、 まだ友達だと思っていた。 水底に沈む様を見るまで。 見えない首輪があって、 見えない鎖で繋がって、 見えない絆があった。 「あった」になった。 しまったと、思ってしまった。 底はなくとも、天井はある。 君が浮いていられるから。 ネクタイが君を絞めている。 マスクで君を塞いでいる。 日々が続く果て、 君が死んでいく。 君に笑窪ってあったっけ。 私、繕っていたんだっけ。 答え合わせをする旅。 君はもう表情を変えないんだ。

