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彩筆の終章 ―暁鐘の書架―

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〈I. Preludio〉 鐘の影が蒼穹を裂き 禁書の頁は風を孕む 月蝕(げっしょく)が刻む終章の詩 忘却は尚、ガラスの羽根を散らす ──“最後の頁を赦すな”── 我《われ》は影で五線を縫い 銀鍵を捧ぐ 〈Refrain I〉 月下の君よ 夜を縫い直せ 沈黙の鐘を歌へ 十三《トレデシマ》の響き 解き放ち 未来へ頁をめくれ 〈II. Intermezzo〉 鐘の心は鼓動を潜め 禁書の宵は星屑を織る 白月が紡ぐ序章の灯 琥珀の息は細く放つ ──“門は歌声を待つ”── 我《われ》は指先で旋律を紡ぎ 黙示を翳す 〈Refrain II〉 暁の君よ 影を抱き締めて 静寂の鐘を翔けよ 十三《トレデシマ》の羽音 放たれて 運命へ扉を開け 〈Solo Cantabile〉 独奏の弦は夜を断ち 蒼光が書架の闇を穿つ 星々は譜に変わり 時はひれ伏す ——“終章を越えよ、彩筆の導で”—— 〈Grand Refrain〉 暁鐘よ 空を焦がして 創世と終焉を融かし合わせよ 十三《トレデシマ》の翼よ いま翔り 無限の頁を開け 〈Fin. Coda〉 細なる歯車が星を揺らし 二つの影に暁が降る 書は閉じず 風に航路を描く 物語は──なお始まりを待つ