同じ歩幅で 歩けてたはずなのに いつからだろう 言葉が追いつかない 「大丈夫?」の一言さえ 重く聞こえる日が増えていった 忙しさを理由にして 優しさを後回しにして 会える日を数えるたび 心だけ先に疲れてた 桜並木 ひとり歩く ふたりの約束は 風にほどけて 「きれいだね」って 隣で笑う声 もう思い出の中でしか 鳴らない 嫌いになれたなら 楽だった でも違う ただ すれ違っただけ 同じ春を見たかった それだけだったのに 既読のままの 短い返事 気づけばそれが 普通になって 本当は会って 抱きしめたら 戻れたのかな なんて思う 言わなくていい痛みを 言わなくちゃいけない夜にして 小さな喧嘩の跡が 大きな静けさに変わっていく 桜並木 ひとり歩く 謝りたい言葉が 喉でほどけない 「ごめんね」よりも 言いたかったのは 「好きだよ」だったって 今さら気づく 弱さを隠して 強がって 近くにいるほど 遠くなっていった 同じ未来を信じた それも嘘じゃないのに ねえ 私たち どこで間違えたんだろう 悪者なんて いなくて ただ少し 疲れてただけ 手を伸ばせば届いた距離で 何度もすれ違って そのまま 春になった 桜並木 ひとり歩く 花びらが ふたりの時間を埋めてく 忘れたいのに 忘れられない 優しかった日ほど 胸が痛い もしも次の春に 会えたなら 「元気?」って 笑えるかな 会いたい気持ちは まだ 散らずにここで 咲いてる ひらり ひらり 言えなかった言葉が 降る


