
ha... shh... ああ 見るものもなく 呼ぶ声もなく 暗がりの底で 息だけで笑う ha... ah... mm... 古い窓に 指を置いた 誰も知らない 傷のかたち 踏まれた花は 名前を捨てて 夜の底から 香りを返す ねえ 聞こえる? 逃げてもいいよ まだ 今なら でも足音は もう私のもの 闇が軋んで 扉が開く 忘れたふりの 町は眠ったまま ha... ha... 怖がらないで 怖がっていて その震えごと 差し出して mm... mm... la... la... 影の中へ 沈んで mm... mm... la... la... 声を失くして 聴いて まだ私は あなたを見てる まだあなたは 何も知らず mm... mm... la... la... 夜はやさしく 包むから ふふ 見つけた 古い石畳 赤く濡れて 誰の祈りも 届かなかった 正しさだけを 飾る手で 砕いたものを 覚えている? 名前も痛みも もういらない ただ奪われた まなざしだけ 夜が取り立てにきたの あなたの目が 私を追う 逃げるための その鼓動が いつの間にか 道を開ける mm... ねえ 聞こえるでしょう mm... もう 私達は同じもの 嘘が剥がれれば その下は爛れてる ねえ 誰が祈られてたの? さあ 夜を満たして 黒い花びら 空へ散らして ああ 声を重ねて あなたの影も 私に預けて もうほどけない 冷たい闇が 甘く脈を打つ さあ 目を閉じて この声を 愛して mm... mm... la... la... 私達はきっと同じで mm... mm... la... la... 恐怖は夢に とけてゆく あなたは問うた なぜなのと 震えながら 私は笑った わかるでしょうと 答えもなく かけようとしたこの手を あなたは取った ああ 憎しみだけでは 届かずに 悲しみだけでは 歌えない 奪われたものを 抱きしめ直す そのためだけに 夜は美しい 私の声が あなたの奥で あなたの声が 私の喉で ひとつ またひとつ 灯りが消える ひとつ またひとつ 影が歌う 怯えるものと笑うもの 間違っていたのは いついつ だあれ? ああ 夜を越えて 黒い花びら 朝に消える あなたは私の手を取って 共に眠る 闇は優しく 私達を抱く あなたあなた この手を取って 静けさの その先へ mm... mm... la... la... ちがう景色を見せたいと mm... mm... la... la... そう言ったから 今度はあなたが 連れだして 古い町の 影ではなく まだ知らない 景色のほうへ 光はあなたにも微笑まず そのことだけが 少し痛い ああ でも あなたがいるのなら それだけで ha... mm...

