
翌朝、ヴォルフが来てから、どこかに連れて行かれた。 「ザザーン……ザザーン」 と何かの音が聞こえてきた。目の前に真っ青な色彩が飛び込んできた。 「え? ええ! これって、もしかして、噂に聞いた海!?」 ロイはかなり驚いていた。目の前に大量の水があり、動いている。自分達は砂浜にいた。一面砂だらけで歩きにくい。 バートランドも口を開けていた。明らかにへびの国からかなり離れた場所である。 「すげえ、海だ……」 ロイは海を見るのは初めてだった。結構暖かかったので、ロイは上着を脱いでいた。 「すげえ。すげー! あそこにあのイカがいるのかあ」 「あのーここはどこなんでしょうか」 バートランドがおそるおそる聞いた。 「南」 ヴォルフが答えた。 すげえ、ざっくりしてるー! あたりに人の姿は見えないようだ。 「人がいないところがよかったから。じゃあ今日は、僕が追いかけるから君達は逃げなよ」 海を見ていたロイがヴォルフを見て、「え?」と瞬いていた。ヴォルフの頭は金色の狼のような頭になっていた。 「え、ええ!? お兄ちゃん、変身できるの? すごい!」 あっという間にロイはヴォルフに捕まっていた。 「逃げなきゃ」 「あ、はい」 ヴォルフはロイを離して、バートランドを見た。 「剣を抜いてもいいよ」 「はい」 ヴォルフは丸腰だったが、顔が獣なだけに、向かってくるだけで結構恐ろしかった。バートランドは剣を抜いたが、剣をはたき落とされてすぐに終わった。バートランドにはハロルドの加護がついてはいない。スペードのようにヴォルフの相手をするのは無理があった。 ヴォルフは今度はロイを見た。 「あ、逃げなきゃ」 走ろうにも砂浜は走りにくい。国の外では瞬間移動もあまりできなかった。飛んでみたが、5メートルほど先に移動しただけだった。ヴォルフは素早く走ってロイにおいついていた。 「魔法攻撃とかしてもいい?」 「いいよ」 ヴォルフはロイから離れてバートランドに向かって行った。なんといっても、動きの素早さがバートランドとは段違いである。魔法攻撃なども難なくかわされ、剣もまったく届かなかった。 (ちょっと待て、魔物って、こんなクラスじゃないだろうな。相手どころか俺でも死ぬわ) バートランドは早い段階からもはや青ざめている。三時間も経つ頃には、ロイもバートランドもへろへろになっていた。 「じゃあ帰ろう」 ヴォルフの方はまったく疲れてない様子である。顔は元に戻っていた。 「じゃあ、三日後にまた来る」 「ありがとうございます」 「ありがとうございます」 ヴォルフは二人を蛇の国に連れて来て消えた。 ヴォルフはロイから離れてバートランドに向かって行った。なんといっても、動きの素早さがバートランドとは段違いである。魔法攻撃なども難なくかわされ、剣もまったく届かなかった。 (ちょっと待て、魔物って、こんなクラスじゃないだろうな。相手どころか俺でも死ぬわ) バートランドは早い段階からもはや青ざめている。三時間も経つ頃には、ロイもバートランドもへろへろになっていた。 「じゃあ帰ろう」 ヴォルフの方はまったく疲れてない様子である。顔は元に戻っていた。 「じゃあ、三日後にまた来る」 「ありがとうございました」 ヴォルフは二人をへびの国に連れて来て消えた。 「対抗できるのはハロルド様くらいだと思う」 「次はもっと逃げられるようにがんばるぞー」 ロイは楽しそうだった。

