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「わ」 綿雲の向こう 🍃彩葉集

分からないことや分かりたくないことを 笑い飛ばした二人の頭上 澄みわたった空 轍にだってはまってみせた そんな足跡を Y字路がふさいだ ラジオから聞こえるシナトラ 割り当てられた翼 お前のはあまりに眩く わがままという権利を行使してもう明日 渡り鳥のようにお前は飛び去ってゆく 枠にとらわれたままの俺はその背中を見ていた 「忘れてしまうこともいつか糧になるんだ」 話題を探し続ける俺にお前はそう呟く わざとしかめっ面でお前は空を睨んだ わずかばかりの思い出 意味のない誰かの比較 別れの瞬間、お前は大地を踏みしめて飛んだ 綿雲のもっと向こうへ どこまでも高く わからないことやわかりたくないことを わらいとばしたふたりのずじょう すみわたったそら わだちにだってはまってみせた そんなあしあとを わいじろがふさいだ らじおからきこえるしなとら わりあてられたつばさ おまえのはあまりにまばゆく わがままというけんりをこうししてもうあした わたりどりのようにおまえはとびさってゆく わくにとらわれたままでおれはそのせなかをみていた わすれてしまうこともいつかかてになるんだ わだいをさがしつづけるおれにおまえはそうつぶやく わざとしかめっつらでおまえはそらをにらんだ わずかばかりのおもいで いみのないだれかのひかく わかれのしゅんかん おまえはだいちをふみしめてとんだ わたぐものもっとむこうへどこまでもたかく