[Verse 1] 山を覆う白銀の世界 足跡は消え去り 凍てついた枝々の向こうから 誰かが近づいてくる 象牙のような肌、黒い髪 夜を宿した瞳 彼女は顔を寄せ 白い息を吐きかけた [Chorus] 雪の中の女 冷たい風が吹き荒れる場所で 彼女は俺を死なせはしなかったが 俺の魂を我がものとした 雪の中の女 お前には知る由もないことがある 決して口外しないと誓え さもなくば、この地獄から二度と出られなくなるぞ [Verse 2] 彼女が俺に手を触れると 血管を伝って霜が広がった やがて彼女は霧と化し 舞い散る雪の中に消えた 「このことは決して口にしないで」 彼女の声は静かで低かった 俺はその秘密を抱えたまま 雪に閉ざされた歳月を過ごした [Chorus] 雪の中の女 冷たい風が吹き荒れる場所で 彼女は俺を死なせはしなかったが 俺の魂を我がものとした [Bridge] 年月が過ぎ、俺は妻を娶った 呪いは消え去ったものと思っていた ある冬の夜、俺は妻に話してしまった あの山の斜面で何が起きたのかを [Instrumental Bridge] [Final Verse] 彼女は立ち止まり、俺を見つめた その顔は冷たく白く変わった 「私がお前を見つけられないとでも思ったの?」 彼女は夜の闇の中で囁いた その瞳は冬のように黒く 唇は凍りつき始めていた 雪の中の女は 俺に引導を渡しに来たのだ [Outro] 山を覆う白銀の世界 そこにはもう足跡ひとつ残っていない 雪の中の女は 自らのものを取り立てていった