
ふくろうのおばあさんが亡くなった 「いつも説教ばかりのおばばが逝ったか……」 子供ふくろうたちが泣いている 「うむ、さびしいか、そうじゃの」 「ええか、孫たち、おばばは世界の理に戻った」 そういって子供たちの頭をなでる 「心配するな、世界の理はどこにでもある」 「それはつまり、おばばはお前たちの一部になったということじゃ」 「いまは悲しくてさびしいかもしれんけどの」 「さびしくても悲しくても腹は減るし眠くなる」 「腹が減ったら食う、眠くなったら寝る」 「それでお前たちの一部となったおばばも腹いっぱいで昼寝できるのじゃ」 「それが誰かの死を背負うということじゃ」 「さぁ、おばばが腹ペコでくたばる前にみんなで飯を食うぞ」 -------------------- 「うさくま劇場」 一覧 https://suno.com/playlist/0f7cf9e5-1363-4f71-9f2b-0b0e43abec24

