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灰痕

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STUDIO

午前三時の湿ったアスファルト 潰したフィルター 赤く燻る お前が抜け出した シーツの海 触れた指先 まだ何か宿してる 冷まし損ねた 部屋の隅っこで 煙に巻かれて消えていくサイレン 「何でもないよ」って笑った横顔 嘘のつき方すら 綺麗すぎて毒だ 心拍数がやけに急き立てる 逃げ道塞いだ ドアの鍵 もう戻れないと 分かっているのに 祈るみたいに 抱き寄せていた 覚めないでくれ この痺れよ 喉の奥 焼き尽くす痛みのままでいい 冷え切った街を 蹴飛ばして走れ 愛なんて言葉じゃ 縛れない熱情 もう戻れない夜の淵で 消えかけの火種を 抱きしめてる 灰になるまで 狂わせてくれ 残った匂いが 鼻につくわ コンビニの灯り ぼやけた輪郭 気怠いステップで 影をすり抜ける 「全部気のせい」って吐き捨てるほど 胸のど真ん中 抉られていく 神様がいるなら 教えてくれよ この生温かい 呪いの解き方を 喉が渇いて 息もできない お前が置いてった 灰色の残り香 シャッターが下りる 街の片隅 重なる呼吸が また離れていく どうにかなりそうな この頭を 冷たい雨よ 撃ち抜いてくれ 覚めないでくれ この痺れよ 喉の奥 焼き尽くす痛みのままでいい 冷え切った街を 蹴飛ばして走れ 愛なんて言葉じゃ 縛れない熱情 もう戻れない夜の淵で 消えかけの火種を 抱きしめてる 夜明けの光に 奪われるなら いっそ二人で ハイになろう なぁ どうしてこんなに 痛いんだろうな 愛していたのか 縋っていたのか 全てが煙に 溶けていく前に もう一度だけ その肌をくれ 覚めないでくれ  この痺れよ 剥き出しの鼓動が 爆ぜる音を聞け 灰になるまで 燃え尽きればいい お前と落ちていく 暗がりなら上等 冷めることのない Fever 視界の端から 狂ってく光 ピントも狂って 光に呑まれる グサリと幕を下ろして