[1番 Aメロ] 錦糸町(きんしちょう)で 氷の溶けたグラス越し やさしさみたいなものを舐めている 似た顔ばかりの 画面を指でなぞって 名前をつける気もない夜 ⸻ [1番 Bメロ] 正しさだけを着こなして 少し息が詰まる 言葉はいつも 肝心なときに遅れる 触れられるたび 軽くなるのは私で 置いていくのは体温だけ ⸻ [1番 サビ] 似合わない静けさを 品のいい嘘で包んで 選ばれているふりを 丁寧に繕ってる ほどけかけた輪郭を ヒールで踏み直して まだ崩れない顔をしてる 清澄(きよすみ) ⸻ [2番 Aメロ] 終わり方だけ上手くなる 始まりはいらない 静けさに耐えきれず わざと夜を濁して どうでもいいと 口にするほどに どうでもよくない顔になる ⸻ [2番 Bメロ] 触れるたびに 少しずつ透けていく 埋まらない隙間だけ 綺麗に残して 笑顔の形だけ 上手くなっていく 中身はどこかに置いたままで ⸻ [2番 サビ] 似たような夜に 名前を貼り替えて 昨日と違うふりで 息を続けてる 温度のない優しさに 身体を預けても 心だけが 置いていかれる 紀尾井町(きおいちょう) ⸻ [ブリッジ] ねえ これでいいならどうして こんなに重たいままなの 消えない程度に 満たされて 消えるみたいに 軽くなる ⸻ [ラストサビ] “ひとりがいい”と 言い聞かせながら 誰かの温度を探してる 輪郭ごと 溶けてしまえばいい 朝なんて 来なければいい 混ざりきれないまま 押し出されていく なかったことみたいに 息を整える また同じ夜を 選び続けてる 終わりに気づかないままで 渋谷(しぶや)


