
La la, Reith Shura 風はまだ 名を知らず La la, Reith Shura 森はただ 光を抱く 銀の葉を揺らして 朝は泉にきらめく 苔むした小径には 鹿の足音だけが残る 森の端 遠くに 人の灯りがまたひとつ パンを焼く匂いと 祭りの鐘が 風に混じる あなたはいつも 迷ったふりで来て 枝の影をくぐり 知らない花の名を聞いた わたしはずっと この森を知っていたのに あなたが笑うたび 初めて見る色になった あなたと見た森は 今も光を変える 幾千の朝を越えても あの春だけが消えない 風よ まだ運んで あの日の声を 森よ まだ歌って 名もなき約束を 夕暮れの村道 窓にともる金の粒 子供らの歌声 川辺ではしゃぐ影法師 あなたは指さした 「星が降りる場所みたい」と ただの夜露までも 宝石のように見つめていた 短い季節を 数えるその横顔 わたしには昨日でも あなたには遠い日々 同じ花を見て 同じ風を聞いても 胸に残る速さが 少し違うのだと知った あなたと見た森は 今も静かに揺れる 幾千の雨に濡れても あの声だけが褪せない 星よ まだ照らして 帰り道の先を 歌よ まだ覚えて 言えなかった言葉を もしも人の夢が 朝露ほど短くても そのひと雫に 空はすべて映るのでしょう 永い時の中で 忘れないものがある それは名でも 誓いでもなく あなたがふと 「きれいだね」と言った あの森の光 あなたと見た森は 今も光を変える 幾千の朝を越えても あの春だけが消えない 風よ まだ運んで あの日の声を 森よ まだ歌って 名もなき約束を あなたが見た森を わたしは歌い続ける いつか誰かが立ち止まり 同じ光を見つけるまで La la, Reith Shura 風はまだ 名を知らず La la, Reith Shura 森はまだ あなたを覚えている

