
待つ人は 時計を見ない 沈黙を 椅子の隣に座らせる 「まだだよ」と 夜に言われても 夜を 急がせはしない 待てない人は 立ち止まれない 光らない画面を 何度も裏返す 何も起きない それだけで 自分が 消えていく気がする それは 強さか それとも 怖さか 名前をつける前に 胸が 答えを叫んでる 待つのが正しくて 待てないのが弱いなら この痛みは どこへ行けばいい 同じ空 同じ願い ただ 耐え方が違うだけ 「ここにいるよ」 それだけでいい 待つ人は 時間を信じ 待てない人は 自分を信じたい 返事がない それだけの夜が こんなにも 長いなんて 無言は 拒絶じゃないと 何度も 言い聞かせる それでも 不安は 音もなく 近づいてくる 待つ人も 待てない人も 壊れないように 必死なだけ 同じ空の下で 同じ言葉を 喉の奥で 噛みしめてる 「見失わないで」 待つ人は 今日を越え 待てない人は 今にしがみつく でも 願いは ひとつだけ ちゃんと つながりたい

