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早歩き

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V5.5

​(Aメロ) 夕暮れのチャイムが鳴り響く校庭 「一緒に帰ろう」と笑うあいつの声を背にして 「ごめん、用事があるんだ」と小さく嘘をつき 一人、カバンのベルトを強く握りしめて走り出した ​(Bメロ) 少しでも早く、誰よりも早く着きたくて 息を切らして、つまずきそうになりながら早歩き でも体の弱かった俺の足じゃ 急いだところで、たかだか数分くらいの違いでしかなかったのに ​(サビ) 焦ったっていいことなんて、一つもないぜと あの日汗をぬぐっていた幼い俺に教えてやりたい 少し遠回りでも、転ばずに笑って歩いた方が きっとずっと、大事なものを見落とさずに済んだはずだから ​(Aメロ) 余裕を持つことが怖かったあの頃は いつも何かに追われるように必死だった 怪我をして痛む膝を隠しながら開けたドア 急いで手に入れたはずの時間は、何も変えてくれはしなかった ​(Bメロ) 冷えた風が頬をかすめる帰り道 今の俺ならもう少し落ち着いて歩けるのかな 焦る気持ちの先にあるのは いつだって、少しの後悔と虚しさだけだったと知っているから ​(サビ) 焦ったっていいことなんて、一つもないぜと あの日必死に走っていた幼い俺に教えてやりたい 深呼吸を一つして、景色を眺めながら帰ろう 急ぐことよりも大切なリズムが、そこにはあったんだと ​(Cメロ) だけど、あの無駄な焦りも、あの不器用な足取りも 全部抱えてここまで歩いてきたんだな 人生なんて、きっとそんなものなのかもしれない 回り道をして初めて気づくことばかりだ ​(ラストサビ) 焦ったっていいことなんて、一つもないけれど 必死に生きようとしていたあの日々も、悪くはなかったかな 今夜は少しゆっくり歩こう、急ぐ理由なんてどこにもない あの頃の俺に「大丈夫だ」と、心の中で呟きながら