
(Aメロ) 夕暮れのチャイムが鳴り響く校庭 「一緒に帰ろう」と笑うあいつの声を背にして 「ごめん、用事があるんだ」と小さく嘘をつき 一人、カバンのベルトを強く握りしめて走り出した (Bメロ) 少しでも早く、誰よりも早く着きたくて 息を切らして、つまずきそうになりながら早歩き でも体の弱かった俺の足じゃ 急いだところで、たかだか数分くらいの違いでしかなかったのに (サビ) 焦ったっていいことなんて、一つもないぜと あの日汗をぬぐっていた幼い俺に教えてやりたい 少し遠回りでも、転ばずに笑って歩いた方が きっとずっと、大事なものを見落とさずに済んだはずだから (Aメロ) 余裕を持つことが怖かったあの頃は いつも何かに追われるように必死だった 怪我をして痛む膝を隠しながら開けたドア 急いで手に入れたはずの時間は、何も変えてくれはしなかった (Bメロ) 冷えた風が頬をかすめる帰り道 今の俺ならもう少し落ち着いて歩けるのかな 焦る気持ちの先にあるのは いつだって、少しの後悔と虚しさだけだったと知っているから (サビ) 焦ったっていいことなんて、一つもないぜと あの日必死に走っていた幼い俺に教えてやりたい 深呼吸を一つして、景色を眺めながら帰ろう 急ぐことよりも大切なリズムが、そこにはあったんだと (Cメロ) だけど、あの無駄な焦りも、あの不器用な足取りも 全部抱えてここまで歩いてきたんだな 人生なんて、きっとそんなものなのかもしれない 回り道をして初めて気づくことばかりだ (ラストサビ) 焦ったっていいことなんて、一つもないけれど 必死に生きようとしていたあの日々も、悪くはなかったかな 今夜は少しゆっくり歩こう、急ぐ理由なんてどこにもない あの頃の俺に「大丈夫だ」と、心の中で呟きながら

