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内なる銀河 / The Inner Galaxy

誰の影だ? 背中を押すこの気配 まだ名もない沈黙が、胸の奥で息をする 俺は誰にコントロールされている? 問いかけても返事はなく ただ風だけが思考を撫でていく 「そこにいるんだろ?」 呼びかけても、その存在は輪郭を持たない まるで、俺自身が鏡の裏から覗き込むみたいに 喜びは誰のものだ 怒りはどこから生まれた 悲しみに名前はあるのか 楽しさは何を指差すのか 感情は俺か、俺じゃないのか 境界はいつも、霧の中に沈む 答えがないゲームなら せめてルールだけ示してくれ 動かされるのか、動いているのか その違いが人生を分ける 「もっと上手にコントロールしてくれよ」 そう願った瞬間に気づく ——操っている手と操られている影 両方とも、俺の中にいた 自由意志は光か、幻か 選択の軌跡が残るたび 俺は俺を観測してしまう 「なぜ?」は世界を揺らす呪文 答えのない問いほど美しい 真実より、探し続ける意志が 俺を前へ進ませる 誰かがいる気がした でも、それは“誰か”ではなく 意思を持ちたがる俺自身だった 操縦者の手を探すほど 自分の鼓動が濃くなっていく ——操られているふりをした自由 ——自由を名乗る、不確かな操縦 もしこの世界が 出口のない迷路でもいい 問い続けることが 俺の存在証明だから 喜びも、怒りも、悲しみも、楽しさも 全部“俺”が選んだ影のデザイン 誰にも奪えない 俺だけのパラドックス だから今日も進む 見えないコントローラーと 二人で同じ道を歩きながら 答えがなくていい 問い続けられる限り 俺はまだ、俺を生きている