死をもって脅しても 人の心は縛れない 大匠の斧を奪えば 己の手を傷つけるだけ 税を取りすぎる手は 飢えを生むだけの影 知恵を振りかざすほどに 民は迷い 道を失う 柔らかきもの 水のごとく 削り 満たし 流れゆく 弓を張る天の道は 余りを抑え 足りぬを満たす 強くあらんとする者は 枯れて倒れ 朽ちてゆく 柔弱にして生きるもの その声は永遠に響く 人は生まれ 柔らかく 死して堅く 冷たくなる 軍は強くあろうとし ついには敗れ 塵と化す 小さき国 少なき民 互いに見えど交わらず 足るを知り 耕し 歌い 豊かなる静けさを生きる 柔らかきもの 水のごとく 削り 満たし 流れゆく 栄光を手にするよりも 辱めを受け入れる者が主 争い和らげ なお残る 怨みを背負い 静かに立つ 飾らぬ言葉に宿るもの 真の光 道のしるし 信なる言葉は飾らず 飾る言葉は虚ろなり 善なる人は多くを語らず 語る者は善を知らず 深き流れ 声なき声 道はただ すべてを抱く 無為にして すべてを為す それが老子の教え 柔らかきもの 水のごとく 岩を穿ち 海を成す 弓を張る天の道は 余りを抑え 欠けを補う 小さき民 素朴な歌 その中に真の豊かさ 信の言葉は響き続け 時を超えて 道を照らす