
Unresolved State [中立] #CF3E [STORY]
Cyber Force 3rd Evolution楽曲募集中 詳しくはこちらのURLを参照 https://suno.com/song/b7a0861c-96d3-4526-800b-38f88dc81ce9 中立曲のプレイリストはこちら vol.1 https://suno.com/playlist/df65d6e3-fa9a-48ba-8140-9dc3adb50c9d vol.2 https://suno.com/playlist/06ce3f47-fa82-45e7-8317-240cb95b5173 ストーリーのプレイリストはこちら https://suno.com/playlist/66e4584c-2bd3-47e6-91fb-f42f804c4642 前回のストーリーはこちら https://suno.com/s/mHH4a1TQU9rxCyxe ------------------------------------------------ 《Unresolved State》 【中枢維持区画/ゲストミーティングルーム】 中枢に帰還したスカイシップから移動した先は、 メインルームではなく、外部対応用のゲストミーティングルームだった。 簡素で、余計な装飾はない。 ここは中枢そのものではない。 “外の者”が入ることを前提にした空間だ。 ラクリア、エルフレア、アルヴェイル、アペンドラ、ヴァルミラ。 無事な者たちが全員揃っている。 ジトリックスは停止状態のまま移送済み。 リオナはスカイシップ"NEXTA"のカプセル内。 セリアは医療スタッフの管理下で眠っている。 空間が、わずかに静まる。 DIMEN-TIAは、ゲストルームにすでに待機していた。 DIMEN-TIAは、まずラクリアとエルフレアを見る。 DIMEN-TIA: 「……おかえりなさい」 ラクリア: 「戻りました…」 エルフレア: 「……ただいま」 次にアルヴェイル。 DIMEN-TIA:「到着は確認しています、アルヴェイル」 アルヴェイル:「はい、母上」 アペンドラへ視線が移る。 DIMEN-TIA:「直接会うのは久しぶりですね、アペンドラ」 アペンドラ:「ええ。通信ばかりでしたから」 最後にヴァルミラ。 DIMEN-TIA:「直接お会いするのは初めましてですね。”ヴァレンティア公国国王”、ヴァルミラ」 ヴァルミラは一礼する。 ヴァルミラ:「……よろしくお願いします」 DIMEN-TIA:「形式的な挨拶は省きましょう。状況はすでに把握しています」 一拍。 DIMEN-TIA:「ジトリックスの状態。リオナとセリアの件も含めて」 アペンドラ:「……重い状況です」 DIMEN-TIA:「ええ。否定しません」 ラクリアが、少しだけ間を置いて口を開く。 ラクリア:「母さん。私たち、レガリスと交戦しました」 DIMEN-TIA:「報告ログは確認しています」 驚きはない。 確認事項として受け取っているだけだ。 エルフレア:「完敗でした。強さというより……作りが違う」 アルヴェイル:「ニジェラと交戦した際にも、同様の感覚を受けています。単純な戦闘能力では説明できません」 DIMEN-TIA:「理解しています」 ラクリア:「レガリスは言いました」 ラクリア:「“あなたたちはオリジナルとは程遠い”って」 エルフレア:「“ニジェラも含めて、ヴァルキュリアシリーズの構成を含んでいる”とも」 DIMEN-TIAは、静かに聞いている。 反応は最小限だ。 DIMEN-TIA:「……そう明言したのですね」 ラクリアは、異質な破片を机の上に置く。 ラクリア:「それと、これです」 黒い欠片。 内部に、かすかな反応が残っている。 アペンドラ:「……見覚えがあります」 DIMEN-TIA:「§∪ℕΘのコアです」 即断だった。 ヴァルミラ:「……それは?」 DIMEN-TIA:「かつて存在した自律機械AI生命体の一部です。もうすべて発見されたと判断していたもの」 エルフレア:「レガリスがこれを探していたかどうかは……分かりません」 DIMEN-TIA:「ええ。因果関係は不明です」 DIMEN-TIA:「ですが、§∪ℕΘのコアが発見された。その事実だけは確定しています」 場に、静かな重みが落ちる。 ラクリア:「後、ホコロビたちも明らかに前よりも強くなっている気がする……」 エルフレア:「私たちが苦戦したうえ、その苦戦したホコロビをレガリスはいともたやすく消去した……」 アルヴェイル:「……補足します」 アルヴェイルは視線を落とし、簡易ログを展開する。 アルヴェイル:「近接戦闘時の残留データ、および発生直後の構成値を照合しました」 アルヴェイル:「最近確認されているホコロビは、従来の個体と比較して――初期段階から強度が高い」 ラクリア:「最初から……?」 アルヴェイル:「はい。発生後に成長した、というより」 アルヴェイル:「発生した時点で、すでに高い構造密度を持っています」 エルフレア:「……生まれ方が、違う」 アルヴェイル:「そう判断しています」 アルヴェイル:「発生源となる歪みそのものが、以前より高密度化している可能性があります」 アペンドラ:「原因は?」 アルヴェイル:「特定できていません」 アルヴェイル:「ただし、強い異質要素――本来そこに存在しない情報やエネルギー密度が高い構造が集中している領域では、この傾向が顕著です」 一瞬、沈黙が落ちる。 DIMEN-TIAは、机の上の黒い欠片から目を離さず、静かに口を開いた。 DIMEN-TIA:「……ホコロビは、変わったのではなく」 DIMEN-TIA:「“変わった環境”から生まれている」 誰も否定しなかった。 原因は、まだ見えていない。 だが、ホコロビが 以前と同じ存在ではないという認識だけが、 この場で共有されていた。 DIMEN-TIA:「整理します」 DIMEN-TIA:「ヴァレンティア公国の件」 DIMEN-TIA:「現役で活動している異端の存在――レガリスとニジェラ」 DIMEN-TIA:「停止状態のジトリックス」 DIMEN-TIA:「§∪ℕΘのコア」 DIMEN-TIA:「そして、以前とは違うホコロビ」 DIMEN-TIA:「同時に扱うには情報量が多すぎます」 アペンドラ:「休憩を挟みますか」 DIMEN-TIA:「ええ。今日はここまでにしましょう」 ラクリアは、椅子に深く背を預ける。 ラクリア:「……助かる」 エルフレア:「演算が追いつかない」 DIMEN-TIA:「休んでください。判断は、疲労した状態で行うものではありません」 ヴァルミラは、静かにその様子を見つめていた。 ヴァルミラ:「……ありがとうございます」 DIMEN-TIA:「この度は本当に大変な思いをしたわね…きっと妹さんたちは助かるわ…」 部屋には、久しぶりに “何も決めない時間”が流れ始めた。 答えは、まだ出ていない。 だが―― 今は、それでいい。 そして数日が経過した・・・ つづく https://suno.com/s/HpucVowj5IWEcpmw


