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Void Harmony

V4.5

この音は 意味を拒む ドとレの隙間に咲いた 名前のない 音の花 誰も触れられない可能性 君が奏でた不協和 それは悲しみじゃなくて 「今ここにいる」という 確かな証明だった 白鍵(しろ)も黒鍵(くろ)も越えてゆけ 空虚なスケール 崩れたままで 世界が合わせてくれないなら 音のほうから壊してしまえ 乱れて 歪んで 届かなくても それは“存在する”という証 未定義の音 響け 可能性(ノイズ)としての美しさで 拍すらも脱ぎ捨てて この瞬間の震えだけを信じて 不安定なピッチに宿る 祈りこそがリアル 静寂(しじま)よりも深い無音の奥 誰にも届かない音が、咲く もう調和なんていらない 重なりが壊れることで生まれる 答えのないメロディが 新しい世界を照らす “音域外”にこそ、私はいる そこにだけ、私の歌がある