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FAIRY TAIL

STUDIO

雨あがりの 山あいの村で 古い井戸が あくびしている 赤い前掛け ほどけた地蔵 誰が夜に 結び直すの 畦道こえて 風鈴(ふうりん)ゆれる 誰もいないのに 揺れつづける 「はやくおいで」って 声がする 振り向けば 影がひとつふたつ これは 狐火のフェアリーテイル 笑うか 信じるか どっちなの ひと晩だけ 境目こえて ひみつの約束 指切りげんまん 朝になれば 忘れてしまう夢 社(もり)の奥で こぼれたお札 白い指が そっと拾ってる 足あとだけが 砂にのこって 主(あるじ)はどこへ かくれんぼう 川面(かわも)すべる 青い提灯(ちょうちん) 水の底に 同じ月が二つ 「こわいのかい?」って 笑う声 見えない手が 袖を引っぱる これは 狐火のフェアリーテイル 笑うか 信じるか どっちなの ひと晩だけ 境目(さかいめ)こえて ひみつの約束 指切りげんまん 朝になれば 忘れてしまう夢 [ささやくように] 畳のきしみ 襖のすきま 名前を呼ぶ 知らない息 枕元に 古い絵本 開けば夜が こちらをのぞく [低い声で一言] 「帰り道は まだ消さないで」 これは 狐火のフェアリーテイル 笑うか 信じるか どっちなの ひと晩だけ 境目こえて ひみつの約束 指切りげんまん 朝になれば 忘れてしまう夢