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都市ブラックアウト〚余韻〛〜VOLⅢ#26

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ネオンが落ちた夜 交差点は海 信号の代わりに 星が瞬く 止まったエスカレーター 足音だけが続く 「大丈夫?」のボリューム ここでは要らない ポケットのライトを 胸の高さで振る 遠くのビル影が そっと頷いた 上手さより **角度(むき)**がいる 声量より 温度の行き先 **拍(はく)**をひとつ 呼吸をひとつ 沈黙さえも 合図になる 都市のブラックアウト 闇は敵じゃない 舞台に変わる ひとつの光が もうひとつを呼ぶ スマホの星座で 道が描ける 心 × エネルギー(エネシン)= 伝わる力 声が小さくても 灯りは点く エレベーター横の踊り場 見知らぬ肩と肩 「がんばれ」よりもただ 「ここにいるよ」を置く 君の目の高さへ 言葉の角度を合わせ 震えごと手渡した 短い一行 増やすより 削っていい 飾りはいらない 真ん中の温度 胸のメトロノーム 同じ速さへ 足並みそろえば 街が息をする 都市のブラックアウト ビルの谷間にも 道は浮かぶ 「つらかったね」を 君の辞書で 懐中電灯みたいに 手渡していく 心 × エネルギー(エネシン)= 灯る回路 世界の明度が ひとつ上がる (無音の一拍) 正しさよりも あなたの痛点(いたみ) 触れない距離で そっと守る (無音) 頷き一回で 街の鼓動が戻る 都市のブラックアウト ゼロだった式に 灯りが差し込む 角度・温度・拍がそろえば 届かなかった声が 歌へ変わる 交差点の真ん中 細い橋がかかる 心 × エネルギー(エネシン)= 変わる世界 星のような合図で 今、点灯 ネオンが戻る頃 忘れないで 闇の中で見つけた やさしい回路を