窓辺のカップは 冷めたままで 話の続きに 笑っていた 時計の針さえ 気づかぬふり 君の横顔を 見ていたかった 黒い空の端が ほどけて 街の輪郭が 青くなる 帰る場所なら 知ってるのに 今だけ少し 知らないふり 夜明け前のブルーに 君といる 夢みたいだねって 小さく言う 朝が来たなら また友達に 戻るその前に 伝えたい 君が笑える日々でありますように 君が選ぶ明日が やさしいように 遠くで新聞を 運ぶ音 眠ったビルにも 朝が来る 話し声のあと 残る呼吸 言葉にしないまま 胸にしまう 一番早い光が 差すまで あと少しだけ ここにいて 夢の名前を つけないまま 君のまつげを 見つめていた 夜明け前のブルーに 君といる 帰りたくないねって 冗談めかす 朝が来たなら いつものように 並んで歩いて 手を振ろう 君が笑える日々でありますように 君の隣に 幸せがありますように 好きと言えば ほどけてしまう この静けさも この距離も だから今は 息をひそめて 最後の青を 覚えておく 夜明け前のブルーが 薄れてく 夢と現実の 境目で 朝が来たなら また友達に 戻る笑顔を 選ぶから 君が笑える日々でありますように 君の行く先に 春がありますように 最初の光が 頬に触れる 「おやすみ」じゃなく 「幸せで」 青が消えても 忘れない 君と見ていた 夜明け前


