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ちゃんと大人をやってる"ふり"

[Spoken Intro / Monologue] ええ、問題ありません。 ちゃんとしてます。 少なくとも、 そう見える角度からは。 遅刻しないし 空気も読むし 言いたいことは 飲み込む用に加工済みです。 ——つまり、 大人としての動作確認は ひととおり終わっています。 [Verse 1] 名刺の文字は 間違えず 適度な距離で 笑って 「まあ、色々ありますよね」で 会話を丸く畳む 夢の話は 過去形で 希望は比喩に変換 現実的って言葉が 逃げ道になる午後六時 [Pre-Chorus] 余裕があるように 見せるコツだけ やけに上手くなった [Chorus] I act fine, therefore I pass ちゃんと大人を 演じてる 感情は常に 業務外に置いて 冗談半分の落ち着きで 自分を説得して 「これでいいんだ」と 今日も言い聞かせる [Verse 2] 怒らない理由は 疲れるからで 許したわけじゃ 別にない 選ばなかった選択肢は 引き出しの奥で 静かに音も立てず まだ息をしてる [Pre-Chorus] 割り切りはいつも 合理的で 少しだけ 冷たい [Chorus] I smile well, therefore I stay 場を壊さない顔で 大人らしさを 更新し続ける 強がりじゃないって 言い訳しながら 本音だけが 時々 置き去りになる [Bridge / Monologue] ここで整理します。 問題は三つあります。 ひとつ、大人になると決めたこと。 ふたつ、大人っぽく振る舞えたこと。 みっつ、それに慣れてしまったこと。 ……どれも、間違いじゃないのが厄介です。 [Final Chorus] I pretend, therefore I function 社会的には 正常です でも胸のどこかで 小さく手を振る自分がいる ちゃんとしてる“ふり”の隙間で まだ迷ってる声が 消えないまま 次の朝を待ってる [Outro / Spoken] 大丈夫です。 問題ありません。 ——ただ、 「これでいい」と 自分に言う回数が 少し、多いだけです。