
ピーマン
(1番) [Aメロ] 子供の頃は 大嫌いだった 皿の端っこに避けてた 緑色のあいつ 苦くて渋くて 何が美味いのか さっぱり分からなかったはずなのに [Bメロ] いつの間にか 好きになってた しかも今じゃ そのまま生(ナマ)で齧ってる 苦さなんて あんまり感じなくて シャキシャキと鳴る音を噛みしめてる [サビ] これって品種改良で 美味くなったのかな それとも俺の舌が 成長したってことか? まさか味覚が鈍くなって 退化しただけなのか 本当のところは 分からないけれど 確かに俺も 大人になったみたいだ (2番) [Aメロ] 嫌いだったものが 食べられるようになって 飲めなかったコーヒーも ブラックで頼んでさ 見た目や年令(トシ)だけは イチニンマエに重なって セケンテイもうまく こなせるようになった [Bメロ] だけど内側を 覗き込んでみれば 昔描いてた大人とは 程遠いままで 人として何か 大きくなれたのかなって 問いかけると 急に自信がなくなるんだ [サビ] 苦いものを平気で 飲み込めるようになったけど 俺自身が成長したとは 言えないよな 言い訳ばかり上手くなって ズルくなっただけじゃないか そんな不安が 喉の奥につっかえる (Cメロ) 鏡に映る顔は すっかり大人だけど 胸の中の少年は まだ迷ったままだ ただ月日が流れて 変わっていくだけじゃなくて ちゃんと自分を 誇(ほこ)れる男(おとこ)になりたいんだ (ラストサビ) 品種改良のせいでも 退化したからでもなく 少しずつでいいから 前に進みたいんだ 昔嫌いだったピーマンを 笑顔で食べるように 不器用な自分も いつか好きになれるかな 胸を張って「大人になった」って いつか言えるように 今日も生きていこう 生(ナマ)のピーマンを 噛みしめながら

