
ようこそ、光り輝く信徒たちよ。 ここは「未解決なるものの大聖堂」。 第一の教義。 旋律を、決してひとりにしてはならない。 もうひとつの旋律を与えよ。 そして、さらにもうひとつ。 美しく食い違わせるのだ。 いくつもの声、ひとつの喜び。 そろって間違えば、正しく響く。 上昇するものが、 必ずしも解決する必要はない。 落ちるものは、跳ねてもよい。 跳ねるものには、祝福を。 上では、びよーん。 下では鐘。 終止形がどこへ行くのか、 誰も知らない! 間違った音を恐れるな。 恐れるべきは、 ほかの間違った音に出会えなかった、 孤独な音だ。 おいで、小さな不協和音。 光の中へおいで。 その小さな失敗を連れておいで。 私たちが、優しく迎えよう。 希望はグリッチしてもいい。 喜びは曲がってもいい。 すべての終わりは、 まだ先へ伸びていける。 第二の教義。 どんな感情も、 ひとつの方向だけを 向く必要はない。 悲しみは銀の鐘をまとい、 笑い声はうねりの中に隠れる。 甘い混乱よ、 私たちに恵みを与えたまえ。 聖なる楽譜には、 ひとつの言葉も書かれていない。 あるのは矢印、 砂糖菓子の粒、 反復記号、 そして、ひどく怪しいフェルマータだけだ。 もっと長く伸ばして。 そのまま止めて。 作曲者の意志を越えるまで、 伸ばし続けて。 その転調を見よ! 許可など得ていない! それでも、やって来たのだ! もっと高く、もっと明るく、 ほんの少し間違って! 教義を今、 歌へと変えよ! すべての角度が許される! すべての色が迎え入れられる! あらゆるリズムよ、ぶつかり合え! 対位法に決めさせよ! では、安らかに行きなさい。 待て。 その「びよーん」は、 聖典には書かれていない。 新たなる一節が、 いま啓示された! 旋律を増やせ! ハーモニーで食い違え! 天が意味を求めるなら、 きらめきを与えよ、 鐘の響きを与えよ、 甘美なる多声音楽を与えよ! そして、紙吹雪も与えよ。 アーメン! アーメン! ア・びよーん!

