
ひとすじの紐 もうひとすじ 風に揺られて 出会ったふたり 名前も知らず 行き先もなく ただ隣に 並んでいた 違う景色を 見てきたふたり 違う言葉を 覚えてきたね 何気ない日の 短い会話 いつしか明日 楽しみになる 近づきすぎて 絡まったり 離れすぎては 寂しくなったり 互いの長さも 知らないままに 少しずつ 寄り添っていた 引けば張りつめ ゆるめば離れ ちょうどいい 処をさがし 溶けあわず よりを合わせて 二本のままに 強くなる いちずな わたし ひとすじ あなた 揺れて からんで ほつれて そして 寄り添うたびに 紐になる 違う色でも 違うままで ふたりの時間が 流れてく 強く引いたら 痛かったね 言わなくていいこと 言った夜 ほどけた紐を 見つめながら 何も言えずに 朝が来た 涙に濡れて 乾いた日々 すれたところが やらかくなって いつのまにか ついてた色が 少しずつ 落ちていった 引けば張りつめ ゆるめば離れ それでも隣に いたかった 絞られながら ほぐれながら それぞれの色 澄んでゆく ひとすじ わたし つらぬく あなた 揺れて からんで ほつれて そして よりあううちに ひとつの紐に いくつもの朝 いくつもの夜 結ばずにただ 続いてく いつか離れる 日が来るなんて 考えたことも あったけど 強く握れば 切れそうで 離してしまえば 消えそうで そっと手のひら 広げたとき 隣にあなたが 残ってた 結ぶ理由を 見つけなくても 一緒にいたいと 思えたの いちずな わたし つらぬく あなた 涙に洗われ 時に磨かれ ほんとの色が 見えてきた わたしは白く あなたは赤い 違う二色の そのままで 重ねた日々を たぐり寄せて ふたりの元を そっと結んだ ひとすじ の白 ひとすじ の赤 長い時間を より合わせ 今日という日に 結び目ひとつ ほどけないよに 結んでいない これから先も あなたといたい ふたつの紐を 結んだ日
Comments are disabled on this song
