
[Verse 1] 博多の夏が来る 山笠の太鼓が鳴る 父の足が痛む朝 俺が舁く番だ 初めての肩に食いこんだ 荒縄の熱い重み 子ども扱いの声も 今日だけは飲みこんだ [Pre-Chorus] 転んだ土のにおい 砂利が頬をかすめた 憧れの隣のお姉さんが 手を引いて笑った まだ青いと言われても 胸はもう決めていた この汗で証明する 俺はもう逃げない [Chorus] 山笠を担いだ 十五の夏だ 山笠を担いだ もう子どもじゃない (山笠を担いだ) この肩で知った 男になるって こういうことだろ [Verse 2] 夜道で会ったお前は 声が少し震えてた 手を握れと言ったのは たぶんお前のほうだ 高校生が寄ってきて 笑いがいやにでかかった 持ってた西瓜を振り回し どうにか逃げ切った 翌日お前が抱えてた 赤い西瓜の重さ 誰にも言わなかったこと 全部見抜かれた気がした [Pre-Chorus] 「かっこつけたね」と泣いて 「ほんとは怖かった」と言う 俺は黙っていたけど 胸の奥が熱かった 弱さを隠すたびに 何かが音を立てる すぐそばの夕立みたいに 気持ちがほどけてく [Chorus] 山笠を担いだ 十五の夏だ 山笠を担いだ もう子どもじゃない (山笠を担いだ) この肩で知った 男になるって こういうことだろ [Bridge] 床屋の娘が笑って 指先まで近すぎる 友達の母の横顔に 見とれて息を呑む 隣のお姉さんのピアノ 夜更けの水みたいで 行けなかった映画の場面も まだ頭で回る でもな 頬に落ちたキスの熱 西瓜の甘い果汁 あの夜の手のぬくもりで 俺は少しわかった [Final Chorus] 山笠を担いだ 十五の夏だ 山笠を担いだ もう子どもじゃない (山笠を担いだ) 泣いても笑っても 逃げても転んでも この肩に残る 博多の火よ 山笠を担いだ 十五の夏だ 山笠を担いだ 俺はここに立つ (山笠を担いだ) 名前を呼ばれて まっすぐ返す声 それが俺の一歩だ

