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遺物 04:《未完のビルの風鳴り》【Part 06】空の上のオルゴール

[Voice: Gentle, comforting, signature podcast sign-off] スタジオでその音を聴いた健太さんは、病弱な手でヘッドホンを抱きしめ、声を上げて泣き崩れました。 父は一度も、息子を重荷だと思ったことなどありませんでした。 鉄骨の鳴る音は、天国に一番近い場所から鳴らされた、彼だけのオルゴールだったのです。 今夜の『音の跡』は、ここまでにいたしましょう。 風の音の向こうにも、誰かの優しい想いが隠れているかもしれません。 今夜もあたたかくしてお休みください。 語り手は、陸奥巡でした。おやすみなさい。 [Fade out]