
【Opening — Spoken, very quiet, distant wind and ruined-city ambience】 「……聞こえるか?」 「……いや。 聞こえるはずがない。」 「この街には、もう誰も歌わない。」 「歌……?」 「昔の記録に書いてあった。 人間は、昔……歌っていたらしい。」 「でも、僕は知らない。」 【Long silence — footsteps over broken concrete】 「今日も、何もない。」 「空も、街も、昨日と同じだ。」 「生きているのか。 ただ、死んでいないだけなのか。」 【A faint metallic sound】 「……ん?」 「これは……何だ?」 【Old cassette tape recorder found under rubble】 「カセット……テープ?」 「再生できるのか……。」 【Button click — tape hiss】 「……動いた。」 【Tape hiss — mechanical noise — no music yet】 「……何か……入っている。」 【A few seconds of silence】 【Tape Playback — distant female vocal, fragile and warm】 【Verse 1 — Tape Recording】 遠い空の向こうには まだ朝が来ると聞いた 誰も信じなくなった 小さな夢の話 冷たい風が吹く夜も 君の名前を呼んでいた 声が届かなくても 歌は消えないから 【Tape continues — soft piano and acoustic guitar】 もしも君がひとりなら 空を見上げてごらん 見えなくなった星にも 光った記憶がある もしも明日が怖くても 一歩だけ歩いてみて 君の足跡の先に 誰かの朝がある 【Tape fades】 【Spoken — protagonist】 「……歌……。」 「これが……歌なのか?」 「声なのに……。」 「どうして……胸が……。」 【Tape clicks off】 「もう一度……。」 【Rewind sound】 【Tape Playback — Chorus】 君がもし ひとりぼっちでも 夜空はまだ 君を見てる 消えた街の その向こうで 新しい朝を待ってる 君がもし 涙を知らなくても 心はきっと 覚えてる 誰かを想う その気持ちが 世界をもう一度 灯すから 【Tape stops】 【Spoken — stunned silence】 「……世界を、灯す?」 「歌に……そんな力があるのか?」 【Short pause】 「僕は……歌を知らない。」 「でも……。」 「もう一度、聞きたい。」 【Tape Playback — Verse 2】 瓦礫の上に座り 遠い雲を見つめてた 昨日まであった景色 名前さえ消えていた 誰も笑わなくなって 誰も夢を語らなくなって 生き残ることだけを 明日の意味にしていた それでも風の中には 小さな音が混じってた 忘れられた誰かの 優しい声のように 【Instrumental interlude — tape hiss, piano, strings slowly rising】 【Spoken — protagonist】 「この声の人は……。」 「どこにいるんだ?」 「まだ……生きているのか?」 【Tape Playback】 たとえ僕がいなくても この歌を残しておく いつか誰かが見つけて 耳を澄ます日が来る その人が歌を知らなくても その人が希望を知らなくても 一つの声を届けたい 「君は、ひとりじゃない」 【Music pauses】 【Spoken — almost whispering】 「……僕に、言ってるのか?」 「こんな……何もない世界で。」 【Long pause】 「……ありがとう。」 【Tape Playback — Chorus, larger】 君がもし ひとりぼっちでも 夜空はまだ 君を見てる 終わったように見える夜も 朝へ続いている 君がもし 何も持たなくても 声だけは 残せるから 小さな歌を 抱きしめて 誰かの明日へ 渡して 【Tape ends】 【Mechanical click】 【Spoken】 「……終わった。」 「もう……聞こえない。」 【Silence】 「でも……。」 「歌は……残った。」 【主人公 — first attempt to sing, unsteady】 君がもし……ひとりぼっちでも…… 【Stops】 「……違う。」 「もう一度。」 君がもし ひとりぼっちでも 夜空はまだ 君を見てる…… 【Soft piano enters】 【Verse 3 — protagonist】 知らなかった こんな世界が 心の中に 残っていたなんて 忘れていた 誰かを想うこと 明日の空を 待つということ 瓦礫の街で 僕は初めて 自分の声を 聞いた 【Pre-Chorus】 震えていてもいい 上手じゃなくてもいい 誰かに届くなら 歌ってみたい 【Chorus】 君がもし ひとりぼっちでも 夜空はまだ 君を見てる 僕もまだ ここにいるよ 声を重ねていこう 何もない この世界にも 小さな光は生まれる 君が歌う その瞬間に 明日は始まるから 【Instrumental interlude — strings and piano, gradually expanding】 【Spoken — distant voice】 「……歌ってるの?」 【Protagonist】 「……うん。」 「僕にも……歌えた。」 【Second voice — hesitant】 「その歌……何?」 【Protagonist】 「知らない。」 「ずっと昔の人が……残したんだ。」 【Second voice】 「……聞かせて。」 【Chorus — two voices】 君がもし ひとりぼっちでも 夜空はまだ 君を見てる 消えた街の その向こうで 新しい朝を待ってる 【More distant voices begin joining】 君がもし 何も持たなくても 声だけは 残せるから 小さな歌を 抱きしめて 誰かの明日へ 渡して 【Spoken — multiple distant voices】 「歌って。」 「もう一度。」 「もっと聞きたい。」 「その歌を……。」 【Final Build — full orchestral pop】 【Final Chorus — many voices】 君がもし ひとりぼっちでも 僕らはここにいるから 遠い夜を越えていこう 声を重ねていこう 君がもし 希望を知らなくても 希望は君を待っている 小さな歌が 大きな空へ 光になって広がる 誰かが残した ひとつの歌 誰かが拾った ひとつの声 それが今日 僕らをつないで 新しい世界を呼び起こす 【Final Chorus — emotional peak】 歌を知らなかった僕らも 今は空へ歌える 失ったもの 戻らなくても 未来まで歩いていける 君がもし ひとりぼっちでも 夜空はまだ 君を見てる そして僕ら この場所から 新しい歌を始める 【Outro — instruments gradually disappear】 【Soft group humming】 ラ……ララ…… ラ……ララ…… 【Spoken — protagonist】 「ねえ。」 「昔の人たちは……。」 「どうして歌ったんだろう。」 【A child’s voice, softly】 「……きっと。」 「明日が来るって、信じたかったんじゃない?」 【Silence】 【Protagonist smiles softly】 「……そっか。」 【Final acoustic guitar chord】 【Very distant voices】 「明日へ……。」 【Tape hiss returns】 【Tape Playback — faint final fragment】 「……君は、ひとりじゃない。」 【Tape click】 【Silence】

