怏怏と怯む足取りが いつもの道を歪にしていた ただ身体が覚えている 転びはしない 放蕩の末に生まれた 生活の色を拾ってきた 君のいとけなきもなく 色気もないはずが 透徹な目に惹かれた その冬を憶えている 無垢な心であれたら どんなに良かったのか、 帰るべき場所が もしも私の中にあるのなら、 それがまた同じように 身体が覚えているなら そこを家と呼ぶだろうか 喪失と告げた寒さが やけに頑固に長く続いた この身体を包んでいる 痛みが怖い 至誠をもって君に触れれば その慣性の一つとして 共に、どうだろう。 鍵など必要もなく 君は受け入れてくれるのか 冷たさを侘しく 背負ったようなその背中に 無垢な心であれたら どんなに良かったのか、 帰るべき場所が もしも私の中にあるのなら、 それがまた同じように 身体が覚えているなら そこを家と呼ぶだろうか