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01.泡になるまで夏だった

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V5.5

【Instrumental】 【Intro】 海岸線の自販機で 夏を一本買いました 賞味期限は昨日まで (期限切れてんじゃん) それでも冷たく光ってた 【Verse1】 サイダーを開けた瞬間に 水平線が近づいて レモネードの波しぶきが 白いスニーカーを濡らした メロンソーダの入道雲 クリームソーダの白い月 ラムネのビー玉が栓をして アスファルトが海になった オレンジソーダの夕暮れと アップルソーダの帰り道 ピーチソーダのやわらかな 風が踏切を通り抜ける 【Pre-Chorus】 炭酸水の泡みたいに 触れた途端に消えるなら 忘れたことも忘れたまま 空へ昇ればいいのかな 【Chorus】 泡になるまで夏だった コーラの夜も夏だった ジンジャーエールの風が吹き 胸の奥まで辛くなる グレープソーダの群青と レモンスカッシュの稲光 カルピスソーダの白い雲 どれも名前のない記憶 しゅわりしゅわり消えながら 空の高さを知っていく 飲み干せなかった夏だけが 瓶の底から空を見てる 【Verse2】 ライムソーダの防波堤 グレープフルーツソーダの朝 ゆずソーダの太陽が 少し苦く昇ってくる マスカットソーダの草原に チェリーソーダの赤い鳥 ストロベリーソーダの花火が 音を忘れて咲いていた パインソーダの黄色い島 マンゴーソーダの熱い雨 ブルーハワイソーダの海には 逆さの街が沈んでる 【Pre-Chorus】 トニックウォーターの月明かり クラブソーダの透明な風 ソーダ水だけを飲みながら 世界の味を探してる 【Chorus】 泡になるまで夏だった ルートビア色の夜だった ガラナの森を駆け抜けて ドクターペッパーの夢を見た シャンメリーの星が降り フルーツポンチソーダの海 スパークリングティーの朝焼けが 昨日と今日を混ぜていく しゅわりしゅわり消えるたび 少し自由になっていく 戻れないことを悲しまず 戻らなくていいと思えた 【Bridge】 コーヒーソーダの午前四時 エナジーソーダの街灯り 眠らない街の窓という窓に 小さな海が映ってる コーラフロートの黒い空 ソーダフロートの白い雲 アイスクリームの月が溶け 星座の形を変えていく スパークリングウォーターの 透明な雨に打たれたら 私の輪郭もいつか 泡になれる気がしてた 【Last Chorus】 泡になるまで夏だった サイダーの雨も夏だった レモネードの太陽も メロンソーダの空も全部 ラムネもコーラもジンジャーエールも 名前を呼べば弾けてく 数えきれない飲み物が ひとつの海へ流れてく しゅわりしゅわり昇りながら 雲を突き抜け星になる 飲み干せなかった夏だから いつまでも胸で光ってる 泡になるまで夏だった 泡になっても夏だった 空っぽになった瓶の中 新しい海が満ちていた 【Outro】 海岸線の自販機に もう夏のボタンはなかった それでも耳を澄ませれば 遠くで炭酸が弾けてる