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乙女たちよ、琥珀の海で女神と踊れ (v6Remastered)

V6

 薄暗い帳(とばり)の奥  紫煙(しえん)が静かに輪を描(えが)く  キームン  お前は燻(くすぶ)る煙の  向こうに佇(たたず)む高貴(こうき)な姫君(ひめぎみ)  蘭の花のような香気(こうき)は  誰にも触れさせぬ拒絶の証  絹のドレスを揺らし  孤独という名の甘美な汁を啜る  その瞳は  遥か東の果ての  神秘を映していた ​  熱い雫が器を満たすとき  秘密の扉が今、開かれる  沸き立つ情熱は  時を止める魔法の薬  琥珀の海で踊る  美しき乙女たちの調べよ  ひとときの夢を  この一杯に注ぎ込んで ​  激しい閃光が走り  大地が激しく震える  ダージリン  お前は雷の土地を支配する  苛烈(かれつ)なる王女。  霧深い高嶺(たかね)の頂(いただき)から  世界を鋭い眼差しで見下ろす  高貴な果実を思わせる  気高くも瑞々(みずみず)しい洗礼  その剣(つるぎ)は  飲む者の魂を貫くほどの  輝きを放つ。 ​  熱い雫が器を満たすとき  秘密の扉が今、開かれる  沸き立つ情熱は  時を止める魔法の薬。  琥珀の海で踊る  美しき乙女たちの調べよ  ひとときの夢を  この一杯に注ぎ込んで ​  黄金(こがね)の光が降り注ぎ  命の息吹(いぶき)が萌えいずる  アッサム  お前は豊かな大地を司(つかさど)る  慈愛の女神  深く濃厚な愛は  母なる大地の底から  湧き出る恵み  甘く香ばしい薫風(くんぷう)が  傷ついた旅人の心を  優しく包み込む  その抱擁は  すべての渇きを癒やす  ミルクの海のよう  銀のスプーンが刻む秒針は  終わりなき輪舞曲(ロンド)  水と熱と時間が交じり合い  至高の芸術へと昇華する  誰もが香りの虜(とりこ)となり  宮殿の住人となるだろう  覚めることのない  贅沢な微睡みの中で―― ​  熱い雫が器を満たすとき  秘密の扉が今、開かれる  沸き立つ情熱は  時を止める魔法の薬  琥珀の海で踊る  美しき乙女たちの調べよ  ひとときの夢を  この一杯に注ぎ込んで。