
【Verse 1】 窓から差し込む 日曜の陽だまり お揃いのエプロン 揺れる昼下がり 「お腹空いたね」って 君が笑うから 腕によりをかけて お鍋を火にかけた 【Chorus 1】 湯気に包まれ 運ぶどんぶり 私なりの 「美味しい」を込めて 麺はやさしく 柔らかめ スープは体想いの 薄味仕立て 宝石みたいな 半熟のゆで卵 どうぞ、召し上がれ。 【Verse 2】 君はひとくち ズズッとすすって 少しの間(ま)の後 箸を止めたんだ 「ねえ、言ってもいい?」 その一言から 部屋の空気が ゆっくり冷えていく 「麺は芯がある 固めがいいな」 「スープはガツンと 濃いめが好きさ」 「卵もトローリより 固茹で派なんだ」 ……私のこだわり 全否定じゃない? 【Bridge】 ピキリと音がした 私のこめかみ 「それなら次は 自分で作れば?」 新婚三ヶ月 初めての小競り合い ラーメン一杯 仁義なき戦い! バリカタ? 濃いめ? 何それ美味しいの? 私の優しさ 伸びちゃったじゃない! 君の好みは まだ「知らない」だらけ どんぶりの中 嵐が吹いている 【Chorus 2】 だけど君は 慌てて付け足す 「でも、この味も 悪くない……かも?」 ムスッとした顔 つられて吹き出した こだわり強めの 凸凹(でこぼこ)な二人 麺の固さも 愛の深さも これからゆっくり 合わせていこう 明日のランチは 替え玉用意して 君好みの味に 染まってみようかな 【Outro】 次は二人で キッチンに立とう 「次は固めね」 約束だよ。 (あ、でも卵は……やっぱり半熟がいい!) ごちそうさまでした。

