うたた寝の うつつたゆたう 春の戸に ほのか香りて 花はらはらと さやさやと ささめく風の さきくさに こころこぼれて こゑこゑかなし あはれなり あはれ重ねて 逢ふことを あらずと知りて ありやしなむや 夕まぐれ ゆらり夕影 ゆるる空 ほどろに滲む 星ほのぼのと つきづきし 月のつらつら つれなさに なにか嘆かむ なほなほ君よ さやさやと ささめく風の さきくさに こころこぼれて こゑこゑかなし あはれなり あはれ重ねて 逢ふことを あらずと知りて ありやしなむや ーー漢字 歌詞ーー 転寝の 現 揺蕩う 春の戸に 微か香りて 花 はらはらと 聶々と 囁めく風の 三枝に 心溢れて 声 聲 悲し 哀れ 也 憐れ 重ねて 逢ふ亊を 否と知りて 有り耶し無む耶 夕 目暗 ゆらり夕影 揺るる空 斑に滲む 星 仄々と 付き 付きし 月の 熟々 冷 冷なさに なにか嘆かむ 直々 君よ 聶々と 囁めく風の 咲き草に 心溢れて 越え 聲 哀し 哀れ 憐れ也 可哀 重ねて 逢ふ亊を 否と知りて 有り耶し無む耶  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ [古語 和歌:57577 掛詞 韻] 古語は漢字にしたので意味がわかりやすいかと ※さきくさに ⇒ 三枝に / 幸く、咲き草 : 掛詞 ※ほどろ ⇒ まだら (斑) ※ありやしなむや ⇒ (有耶無耶の語源) あるのか、無いのか。の事 ※つらつら ⇒ 熟々。深く考える、熟考するさま。 ※まぐれ ⇒ 目暗。薄暗い 夕暮れ ※なほなほ ⇒ 直々。