Douce Moment 静かな午後 薫るタルトが すべての始まり カトラリー越しの視線に 隠しきれない ときめきが溶けた マスカルポーネの白い嘘 苺の奥に 君の影が見える 君のタルト ほどける薫り ひとくちで甘く 崩れるガード 「また来てね」って微笑むたび 僕の心は もう焼きあがってる 赤く色づく“モーメント・ルージュ” その名前さえ 少し妬ましい 誰のために並べたんだろう 完璧すぎる 放射のアート 蜂蜜よりも その声が 染み込んでくる この胸の奥へ 君のタルト 季節の魔法 変わっていくのは 味だけじゃない 秋のシナモン 冬のアーモンド でも僕は あの春を覚えてる 地図にない小さなカフェで 恋を焼かれるなんて不意打ち 「また寄ります」なんて嘘 君のためだけに 来てる 君のタルト ラストの欠片 すくえない想いが 皿に残った ひとことだけ 囁くように 「Douce Moment… 忘れられないよ」