Song Cover Image

『夕暮れに、わちゃがひとつ』中出満子

V4.5-ALL

[Intro] [Female vocal only] (Warm rooftop dusk, distant city ambience) (Soft electric piano, gentle strings, a tiny bell somewhere far away) ねえ 今の音は 風だったのかな ……もう一度 [Verse 1] 高いビルの上 夕陽がほどけて いつもの街並みが 静かに息をする 背筋を伸ばしたまま 空を見上げれば 胸の奥に残った 声がゆっくり灯る 白いフェンスの向こう 帰り道の明かり 名前も知らない誰かが 今日を畳んでゆく いつもなら ここから ただ歌えばよかった なのに今日は 足もとに 小さなリボンが落ちている [Pre-Chorus] 拾い上げたら 風が少し跳ねた 遠くで何かが からん、と鳴った 夕暮れの街には 似合わないくらい 淡いピンクが ひとつ増えてゆく [Chorus] 空に溶ける歌声 街を染め上げて いつもの旋律が 今日は少し弾んでる 光と影が 抱き合う場所で 知らない景色が 声から生まれていく 響け 響け 名前のない祈り 消えない旋律を 風に預けて その隣でなぜか ティーカップが揺れる ……まあいいか 今日くらい わちゃ [Verse 2] ガラス窓の奥で 誰かが足を止め 琥珀の夕焼けに 耳を澄ませている 信号の青まで 少し楽しそうで 街のリズムさえも つま先で跳ねている ひとつだったリボンが いつの間にか三つ 小さなハートまで 風に混ざっている 「誰が置いたの?」 聞いてみても 答える人はいない だけど少しだけ 悪くないと思った [Pre-Chorus 2] 息を吸い込めば 夜景がほどけて 幾千の灯りが 空へ舞い上がる 胸の奥の響きは 何も変わらない なのに世界だけ かわいくなっていく [Chorus] 空に溶ける歌声 街を染め上げて 目覚めのメロディ コンクリートに花を咲かす 光と影と リボンの向こうで 今、新しい空間が 声から生まれていく 響け 響け 名前のない祈り 消えない旋律を 風に預けて ティーカップひとつ ぬいぐるみふたつ 数えるのは もうやめよう わちゃ わちゃ [Bridge] [Music briefly becomes spacious and cinematic again] やがて声だけが 夕空に残る 透明な心へ 深く沈んでいく ビルの向こう側で 夜が生まれるまで 私はひとりで この街を調律する ……はずだった [small bell] からん [light handclap] ぱん [soft toy percussion] とん [brief silence] ……ふふ もういいですね [Build] 背中の奥で 風がほどける 小さな光が 羽根の形になる 飛ぶためじゃなく 逃げるためじゃなく この声と一緒に 全部連れていくために [Vocal Solo] (Powerful soaring female vocalise) (Open-chest sustained belt over swelling strings) (Tiny bells and playful percussion gradually joining beneath the cinematic arrangement) [Final Chorus] 空に溶ける歌声 街を染め上げて 目覚めのメロディ 夜の端まで駆けてゆく 光と影も ハートもリボンも 今、ひとつの物語へ 声から変わっていく 響け 響け 名前のない祈り 消えない旋律を 風に預けて 背中にほどける 透明な羽根と ピンクと水色を 彼方へ運んでいく 響け 響け もっと遠くへ 今日は少しくらい はしゃいでもいいでしょう わちゃ わちゃ 和茶わちゃ [Final Belt] ああ――――――! [Outro] (The huge sustained note dissolves into the city dusk) (A tiny teacup chime answers after the vocal disappears) からん ……楽しいですね