
アスファルトから 立ちのぼる ユラユラ揺れる カゲロウ 溶けていく アイスティーの すいてきが グラスを伝う 耳に残る メロディ とぎれがちな ラジオの声 あなたはただ ぼんやりと 空を見ていた ゆらめくカゲロウ 追いかける 気力もない 気だるい午後 スローモーションな 夏の日 二人の時間は 止まったまま このままがいいと 言ったのは あなたの わたしの どちらだった? シャッターの 向こう側 差し込む光が まぶしい カーテンの すきまから 猫がじっと 外を見てる 夢と現実の さかいめ まどろみの中で 揺れて あなたが 小さく笑った それだけで 胸が痛んだ ゆらめくカゲロウ 追いかける 気力もない 気だるい午後 スローモーションの夏の日 二人の時間は 止まったまま このままがいいと 言ったのは あなたの わたしの どちらだった? ただ 風が通り過ぎていく セミの声が 遠く聞こえる ゆらゆらと ゆらゆらと 夏のカゲロウが 揺れている

