
別に会いたいわけじゃない って言ったら たぶん嘘なんだ でも会ったら会ったでさ なんか うまく喋れないじゃん 君のこと考えない日も ちゃんとあるにはあるんだけど そういう日に限ってなんで 家の電話が鳴ると期待すんだろ 好きって言ったら重いかな 黙ってたってバレてんのかな 考えすぎって笑うけど 考えさせてんの 君じゃんか もういいよって言えたなら こんなに痛くなんないのに 忘れたいとか言いながら 忘れる気なんてないんだよ ねえ こっち見てよ いや やっぱ見ないで 今さら優しくされるほうが ずっと困るんだって 分かんないかな 分かんないよな 私だって分かんないんだから 電話こないの慣れたし 待つのもやめたつもりなのに ベルが鳴るたび そのたびに 一瞬だけ君だと思ってる 「元気?」なんて聞かないでよ 元気だったのに崩れんじゃん 何か言おうとして黙って 受話器ばっか握ってんの 嫌いになれたら楽なのに そこまで嫌な人でもなくて そういうとこが一番ずるい いや ずるいってのも違うけど もういいよって言ったあと ほんとは止めてほしくなんだ そんな自分が面倒で 自分にまでムカついてんだよ ねえ 帰んないで いや やっぱ帰って どっちにしたって今夜また 君のこと考えんだから しょうがないじゃん しょうがなくない そんなの私が決めるけど 「好きだった」って過去形に できたら綺麗なんだろうな でも綺麗に終わる恋なんて たぶん私には似合わない 君を悪者にしたくない 私もいい子になりたくない ただ好きだった まだ好きなんだ ああ 言っちゃった もういいよって言えないから 今日まで痛くなんだろうな 忘れたいなんて嘘だった 忘れられたくないだけだった ねえ こっち見てよ 今度は逸らさないで ダサくたって 重くたって これが今の私なんだよ 分かってよとは言わないよ でも分かってくれたら嬉しい そんなことさえ ちゃんと言えないまま また君に 「じゃあね」って言うんだ

