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「Still Here』

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V6

途切れた通信の向こう 返事のない、夜 何度名前を呼んでも 静けさだけが残った 帰るはずだった場所には 壊れたものだけがあって いつもの声も―― もう、聞こえない どうして、自分だけなんだ あの場所に残るはずだったのは 本当に、自分だったのか 終わったはずの夜が まだ、終わってくれない 消えた声が胸の奥で ずっと響いてる どうして自分だけ 息をしているんだろう 朝が来るたび また、ひとりになる 笑っていた顔が 瞼の裏に焼きついてる 何気ない言葉まで 今になって離れない 忘れたくない 忘れるはずなんてないのに 少しずつ その輪郭だけが遠ざかっていく もし、あの時もっと早ければ もし。この手が届いていたなら そんな言葉ばかりを 何度も 何度も 繰り返してる 帰る場所をなくして 帰る意味までなくして 守れなかったすべてが この身体に残ってる この命だけが間違えて残ったのなら どうして―― あの時、一緒に終われなかった もう一度だけ声を聞きたい もう一度、名前を呼びたい もう一度だけでいい あの場所に 帰りたい そんな願いさえ もう届かないのなら 何のために、 自分は ここにいる 終わったはずの夜に 今も取り残されてる 失ったものだけが 確かに ここにある 笑っていた声も 差し伸べられた手も この手にはもう何ひとつ残っていない それでも時間だけが 自分を明日へ連れていく 行きたいわけじゃない 生きたいわけでもない ただ―― まだ 終われなかった 朝焼けが 壊れた街を照らしていた まるで何も 失われなかった みたいに