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水無月の夜

V5.5

【Verse 1】 雨あがりの歩道に 街灯が溶けていた 終電の過ぎた駅 誰もいないホーム ポケットの奥には 使わない切符だけ 行き先を失くした 昨日が眠ってる 古い自販機の灯り 少しだけ滲んで 六月の匂いが 風に混ざっていた 【Chorus】 水無月の夜 静かなノイズ 窓を叩く雨の記憶 消えないまま 水無月の夜 青い街角 名前もない寂しさを そっと聴いてる 【Verse 2】 コンビニの駐車場 濡れたアスファルトに 逆さまの月だけが 浮かんで揺れていた 誰かの生活音 遠くから流れて 世界は続いてると 少しだけ安心した 読みかけの文庫本 閉じたままの机 言葉になれない日を 栞に挟んでる 【Chorus】 水無月の夜 静かなノイズ 眠れない心の隅を 撫でてゆくよ 水無月の夜 淡いネオン 忘れたいことばかりが 綺麗に見えた 【Bridge】 雨粒が残した輪 消えるまで見ていた 大丈夫と言うほど 少しだけ嘘になる 【Final Chorus】 水無月の夜 ラジオのように 遠い誰かの孤独まで 受信できそうで 水無月の夜 明けないままで このまま音に溶けて 朝を待っている 水無月の夜 静かなままで 六月だけが知っている 優しい余白へ