
[Verse 1] 陰翳の縁で 吸気を刻む 斜向の光点 瞬き続け 舗道の水膜 微粒が踊る 靴底の圧痕 無音で移ろう [Verse 2] 回折の環が 斜路を撓ませ 磁気の雑音 眼窩へ刺さる 遠景の標識 文字は掠れる 踏圧のリズム 胸郭へ合図 [Pivot] 微光の舗装を 静かに踏破 天穹の欠片が 靴裏で鳴った 流転の座標は 羅針を眠らせ 歩幅の迷路で 宇宙を跨ぐ [Verse 3] 雲母の粉塵 染まる街路 偏光の帯が 咄嗟に躍る 軌道の囁き モールスの雨 体温の外形 時計は無声 [Bridge] 潮汐の脈動 瞳孔は狭む 視界の端点 反転する景 追想の断片 舷窓の外へ 数式の霧が 呼名を隠す [Climax] 零距離の光子 踏面は浮遊 薄荷みたいな 空気が灼く 管制の信号 曖昧な緑 加速度だけが 行先を決める [Outro] 測地線を逸れた 旅程は終端 歩行音の代替で 周波が残る 睡意から離れた 地平へ到着 名称を与えず 航路図を閉じる

