
# 月見草 ~君はそこにいる~ ### Re-Bloom Edition --- ### 第一章|あの日、名前を知った花 夜が降りて 風が止まる 月の光が 花に触れる あの日 名前を知った花が 今夜も空を 見上げてる --- ### 第二章|同じ空を見ていた 夕暮れに咲く 小さな花 夜の向こうを 見つめてる 遠い月を 待つように 静かな光を 受けている その隣に 立ってみれば わたしも同じ 空を見てた ずっと遠くにあるはずなのに なぜか少し 懐かしい --- ### 第三章|遠くなった場所 あの日 窓の向こうにあった青が 今はわたしの 足もとにある 見上げた夜の その向こう かつての場所が 光ってる --- ### 第四章|君はそこにいる 君はそこにいる 遠い夜空の 向こう側 手を伸ばしても 届かないけど 帰りたいんじゃない 忘れたくないだけ あの日々が 確かにあったこと 今もちゃんと 覚えてる --- ### 第五章|月面基地 静まり返った あの基地 長い廊下 白い灯り 聞き慣れていた 機械の音 何でもなかった 毎日の景色 窓の向こうの 青い星を いつも遠くから 眺めてた いつかあそこへ 行けるかなって まだ知らない世界を 見てた --- ### 第六章|「懐かしい」という気持ち あの頃は 知らなかった 「懐かしい」って こんな気持ち 戻りたいわけじゃないのに 胸の奥が 少しあたたかい --- ### 第七章|わたしはここにいる わたしはここにいる あの日 遠くに見ていた場所で 雨の音を知り 花を知った 知らなかった 名前が増えて 知らなかった 景色に出会って 歩いてきた そのすべてが 今のわたしに なってゆく --- ### 第八章|同じ月を見上げて 月を見上げる 花のそばで わたしも同じ 月を見てる あの日 わたしを見ていた場所を 今はわたしが 見つめてる 言葉にしなくても 届かなくても 遠く離れていても 消えたりしない 君がそこにあったことを わたしは 覚えている わたしがそこにいたことを 君は 見ていてくれた --- ### 終章|また明日 夜風に揺れる 月見草 月明かりに 咲いている その隣でもう一度 夜空をそっと 見上げた 「また明日」 小さく言って 振り返る 月はまだ 見えている だから 帰る道を 歩き出す

