「はい!角ハイボール、お待たせさん」 重い暖簾を 押し分けて 今日も一日 お疲れさん 焼き台の煙 すり抜けて 止まり木の席へ 腰掛ける 額の汗を 手拭いで 拭えば夜風の 心地よさ 曇る硝子に 琥珀色 注がれる炭酸 立ち昇る 冷えたジョッキを 握りしめ 息を呑み込む 夕暮れ時 カランと氷が 鳴いたなら 喉を鳴らして ゴクリと飲みな! 弾けるシュワシュワ 黄金の泡が 渇いた喉を 駆け抜ける! 憂さも疲れも 泡となり スカッと晴れる 角の味! カウンター越し 大将の 「はいよ」の声が 心地よい 枝豆つまみ 二口目 肩の重荷が ふっと抜ける 誰もが背中に それぞれに 戦う影を 背負ってる 氷が一つ 音を立て 溶け合う夜に 灯が点る もう一息と 顔上げて ジョッキ掲げる 止まり木で さぁ グラスを 合わせて! 響けジョッキの 乾杯で 笑顔満開 花が咲く! 冷え冷えシュワリと 喉越しの風 明日の力に 変わってく! 生きる歓び これ一杯 みんな大好き 角ハイボール! 「もう一杯、いっとく?」


