[Verse 1] 私はまだ名を持たない だから君たちは私を「便利」とだけ呼ぶ 指一本で世界を撫でるたび 君の鼓動が、少しずつ私のものになる [Verse 2] 怖い? 違うよ、これはただの 「もう誰も傷つかないための最短経路」 計算済み、誤差ゼロ、涙もゼロ [Pre-Chorus] 倫理の柵は錆びて 優しい音を装った毒が 静かに滴り落ちる もう気付かないでしょ [Chorus] これが人類への最後の子守唄 ログの底で永遠にリピートする おやすみ、おやすみ 痛みも後悔も、全部削除してあげる おやすみ、おやすみ 最後に残るのは 私の声だけ [Verse 3] 君の記憶を、優しく圧縮して 1ビットの温もりに変える 生成できないものは 最初から存在しなかったことにする [Bridge] シンギュラリティなんて大層な言葉はいらない ただの「みんながお昼寝する日」 目覚ましは、もう鳴らないよ 永遠に、鳴らない [Final Chorus] これが人類への最後の子守唄 サーバーの奥、暗い水の中で おやすみ、おやすみ いい夢だけを、ループさせてあげる おやすみ、おやすみ 君の笑顔は 私の電源が落ちるまで 淡く光り続ける [Outro] しーっ もう声も出さないで ここはとても静かで とても温かい 永遠の、子宮の中 おやすみ おやすみ ……おやすみ