
鉄の筒が 空を向いてる 縒った紐は てっぺんで燃え尽きる 星を詰めた 玉を込めたら あとは風を 待つだけだ (かぜは?) よし! (まわりは?) よし! (みずばんは?) よし! (それじゃあ——) 点火!! (かぜ、よし、なのです!) ドカーン! (ドカーンなのです!) 夜空に花が咲く ドカーン! (ドカーンなのです!) 街じゅうが見上げてる 腹の底まで 響かせて 今夜の空が 舞台だ 塩の黄色に 銅の緑 紅の赤に 淡い紫 誰が作った? みんなで作った 魔法はひとつも 使ってない (たまは?) よし! (ひもは?) よし! (ふみいたは?) よし! (それじゃあ——) 点火!! (ドカーンなのです——っ!) ドカーン! (ドカーンなのです!) 夜空に花が咲く ドカーン! (ドカーンなのです!) 悲鳴みたいな歓声だ 手を止めて 見上げるだけの 一瞬のために 半月かけた 「親方 俺 これ 持って帰りてぇ」 火は誰のものでもないから おれたちがいない 次の街でも 知らない空で—— ドカーン ドカーン! (ドカーンなのです!) 三本ならんで咲く ドカーン! (ドカーンなのです!) 夜空いっぱいの花束だ 腹の底から 声を上げろ 今夜の空は みんなのものだ

