傘の中で 吐息が漏れ 通り過ぎる ビルの影 胸の中の 小さな熱が まだ冷めきらずに 疼いている 湿った風が 頬をなぞるたび 君の声が 遠くで滲む 指先で 季節を探す 置き忘れた 夏の夢 行き交う人の 群れに紛れて 僕だけが 一人 止まったまま 信号の 赤と青 その狭間で 立ち尽くす モノクロームの 昼下がりに 君の影だけ 残されていた 傘の中で 吐息が漏れ 通り過ぎる ビルの影 胸の中の 小さな熱が まだ冷めきらずに 疼いている 湿った風が 頬をなぞるたび 君の声が 遠くで滲む 指先で 季節を探す 置き忘れた 夏の夢 行き交う人の 群れに紛れて 僕だけが 一人 止まったまま 降り続く 雨が冷たくて 季節の終わりを 飲み込んだ 君を思い出す 静かな夜 街のノイズが 遠ざかる 秋の匂いが 優しいから もう少しだけ 立ち止まっていよう